貴族の子に生まれながらも、父母の顔も知らずに育った範宴(後の親鸞)。戦乱と飢餓の世を救うため叡山の堂僧として修行に励むが、たぎる青春の血潮は押さえようがなく、秘玉や薊、夕月といった女性との愛に悩む日々が続く。一方、叡山では山門派と寺門派との対立が激化していくばかりだった。専修念…