山岸凉子が「犯罪」を描く。 あの子はあまりに可愛い子だった── 記憶の底に埋められた恐ろしい記憶が蘇る。 一人娘に男の子のような恰好ばかりさせていた寿子。郷里の海辺の町に戻ったことをきっかけに、幼い頃から封印してきた真実が浮かび上がる。(「海の魚鱗宮」) 実姉の敦子を刺殺した絹子。…