ともに生きてゆくと 遠い先の暮らしに思いを馳せた、 風冴ゆる季節。 かつての心友・綱には 未だ真実を告げられずにいる。 己の怯えた心と決別し、 もう百樹を泣かせまいと誓った卍は 幼き日、息の詰まる思いをした 実家へと向かう。 凍てつくような視線の父・祭と 在りし日に焦がれた叔父・祝を前…