川童、山の神、座敷童に人の魂ーー。 遠野地方に伝わる伝承たちは仄暗く輝く。 或る村で、不遇な扱いを受ける女がいた。 舅姑と夫に「穀潰し」と罵られ、「何ひとつ普通にできない」と自分自身を責め、心を痛める日々を過ごしている。 川辺で涙していた時、女の前にある生き物が姿を現した……その奇っ…