山奥にひっそりと暮らす刀鍛冶・火車(かしゃ)。 彼の打った刀には「使う者のみならず、周りの人間も死に誘う」という不穏な噂があった 。己れの命と魂を炉の炎にくべ、刀に命を吹き込んでいく。 歴史の影に隠れた刀匠が鍛えるのは、名刀か、それとも死の刃かーー。 圧倒的熱量と緻密な筆致で描かれ…