『和泉式部日記』は、長保五(西暦一〇〇三)年四月から翌年正月までの約一〇か月におよぶ和泉式部と敦道親王との恋愛の成行きを記した平安時代を代表する日記文学のひとつ。作者は女流歌人和泉式部とするのが定説だが他作説(藤原俊成など)もある。また現存する写本・版本の中には『和泉式部物語』…