「どうしようもなく眠れず、耐えられない夜がある」 白梅町商店街3番地。嵐の夜にやってきた訳あり青年・有坂楓を迎え入れたのは、下町のミニシアター”キネマ長夜座”だった。 自分の感情を言語化できず、人生を投げ出しかけていた楓だったが、支配人代理の壇や映写技師の老人との出会い、そして1本の…