奪われた唇の熱さも、囚われた心も、すべて泡沫の夢 私が社長をたぶらかす? いったい何を言っているの? ケルサは、傲慢な御曹司を混乱した眼差しで見つめた。社長の息子で出世頭のライルは、彼女と父親の関係を疑っているのだ。確かにケルサ自身、なぜ入社早々に気に入られ、社長秘書に抜擢された…